ミックスゾーンの行間BACK NUMBER
高萩洋次郎と大島僚太が示す
西野ジャパン入りへの説得力。
text by
西川結城Yuki Nishikawa
photograph byGetty Images
posted2018/05/09 10:30
Jリーグで存在感を見せる高萩(左)と大島。2人が代表メンバー入りするのは何らおかしくないパフォーマンスだ。
テクニックとインテンシティの併用を。
テクニックとインテンシティ。この併用こそが、現代サッカーで活躍するには不可欠になってきている。ましてやW杯には質と量のハイブリッドプレーヤーがゴロゴロと集まる。日本が世界で戦う上でも、必須なタレントとなる。
大島にはここ最近、代表招集時に必ず負傷離脱してしまった。高萩に関しても昨季は3度代表招集されたものの、十分な出番を得られなかった(E-1選手権・北朝鮮戦1試合に先発出場のみ)過去がある。
とはいえ、そうしたイメージに囚われるよりも、現時点で充実のプレー振りを見せていることは何より見逃せない。
W杯のような短期決戦は勢いも大切になってくる。2人は、いまなら代表で力を発揮する存在なのかもしれない。観る者にそう思わせるだけの説得力が、彼らには備わっている。