大洋最後の年に一軍初登板の番長。

　横浜大洋ホエールズ最後の年となる'92年に一軍初登板。横浜ベイスターズ、横浜DeNAベイスターズで日本一も暗黒期も経験した三浦大輔。

三浦　入団直後、走ると遅い、投げる球も遅い、で本当にプロでやっていけるか不安でした。練習が厳しくて、それについていくだけで精一杯。でも、齊藤さんと遠藤さんが黙々と走っている姿を見て、20歳も上の先輩があんなにがんばるんだから負けられないと感じてましたね。齊藤さんは同じ関西出身ということでよく声をかけてくださり、「人と比べるな。自分ができる100％を出せばいい」と言われたのを覚えています。

　僕は1年目の秋からリーゼントにしたんですが、それで誰からも注意を受けたことはありませんでした。むしろ「気合入ってるな！」と言われたくらい。1年間ですが、大洋でプレーできたのは僕の自慢ですよ。