ズラタン・イブラヒモビッチの名言
イブラ様のいないスウェーデン代表だぜ? 笑わせるんじゃないって思うだろ。
ズラタン・イブラヒモビッチ(サッカー)
2018/03/16
2006年9月、EURO予選の最中、イブラヒモビッチは外出禁止令を破ってホテルを抜け出し、ナイトクラブでキャプテンの「メルベリ君」の誕生パーティを楽しんだ。「ただ昔のように女を口説いたりはしなかったぜ」とのことだが、イブラヒモビッチの身勝手さに激昂した監督は、代表からの追放を宣言。その2週間後にサッカー協会からチームへの復帰を求める手紙が届いたが、イブラヒモビッチは拒否。年が開けるとスウェーデンは負けが込み、会長自らイブラヒモビッチに電話をかけて復帰を促した。「オレは会長さんにすぐに言い返してやった。『この仕打ちに対する監督さんからの説明がないのは、一体どういうことなんですかねぇ』とな」。すると、「あの監督がオレのところへ謝罪に来たのさ!! このオレと会うためだけに彼はミラノまで足を運び、オレにこう言ったんだ。『インテルでの君がそうであるように、代表でもイブラヒモビッチこそがチームを牽引する存在だ。君の他にスウェーデンを照らす星はいないのだ』と」。結果的に、イブラヒモビッチをさらに調子に乗らせることになってしまったが、圧倒的な才能の持ち主ならば大抵のことなら許されるという一例である。
Number683号(2007/07/20)