【NSBC補講I】 池田純のスポーツビジネス補講BACK NUMBER
2月24日にサンウルブズ開幕戦。
池田CBOが描く今季の”変化”とは。
posted2018/02/17 10:30
text by
池田純Jun Ikeda
photograph by
Takuya Sugiyama
2月24日、スーパーラグビーチーム「サンウルブズ」の開幕戦が秩父宮ラグビー場で開催されます。
7月までの5カ月間で、16試合。そのうち6戦は秩父宮が会場です。
昨年11月より、私はサンウルブズの運営会社「ジャパンエスアール」のCBO(チーフ・ブランディング・オフィサー)に招聘されました。肩書きからは何をするのかよくわからないと思いますが、要するにチームと会社組織のブランディングを統括します。
そこで、まず打ち上げたのが「青山ラグビーパーク化構想」でした。
秩父宮まるごとをでっかいパブのような雰囲気にして、野球でいうボールパークのように、試合とは関係なく「行ってみたい」と多くの人に思ってもらえるようなスタジアムにしたい。そのような思いのもと、具体的にできることを考え、CGによるイメージ図を発表しました。
部分的にラグビーパーク化を進めてみた。
今季より、実現可能なところから「ラグビーパーク化」を推進しています。
スーパーラグビー参加5カ国(ニュージランド、オーストラリア、南アフリカ共和国、アルゼンチン、日本)のフードやお酒を提供するキッチンカーを配置。テーブルとイスを用意し、そこで飲食できるようにしています(とはいえ、青山という一等地でスペースもそこまで広くなく、ゆったりとはできないかもしれませんが、人に集って欲しい、ラグビーをきっかけにスタジアムでの時間を楽しんでもらいたいと考えています)。
また、テーブルの近くには大型ビジョンを設置する予定です。
試合に挑むまでに選手たちが葛藤しながら準備を進める様子を収めた映像や、ラグビーをきっかけにビールと会話が進むような特別映像などを放映します。