高木美帆の名言
15歳だったバンクーバーのときは選考会に勝ちに行こうと思って立ち向かっていったわけではなかった。でも今回は違った。狙うメンタルが備わっていました。
高木美帆(スピードスケート)
バンクーバー五輪代表を決める選考レースで、当時中学3年生だった高木は、1000m、1500m、3000mで代表権を獲得。“スーパー中学生”は大きな衝撃を与え、計り知れない将来性は大きな期待を抱かせた。が、日体大に入学した2013年に成績は急降下。12月のソチ五輪代表レースも散々な結果に終わり、全種目で代表落ちの屈辱を味わった。「思い返せば大学1年のときはいろいろなことでいっぱいいっぱい。北海道から住まいが変わり、大学に入って部活の環境も変わった。監督も教え方も違う。色々なことがそれまでと違う中での1年目で、五輪シーズンだったということもあって、変わるのが怖かったのだと思います」と高木は振り返る。その4年後、2017年12月の平昌五輪代表選考レースで、すでに内定を得ていた1500mで1分54秒82の国内記録をマークし、3000mでも勝利。技術、体力、そしてメンタル面でも成長の跡を見せた。この成長が、平昌五輪1500mでの銀メダルにつながったのだ。
Number944号(2018/01/18)
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