バレーボールPRESSBACK NUMBER
柳田将洋が「影響を受けた選手」。
Vリーグ最多出場男・36歳酒井大祐。
text by
市川忍Shinobu Ichikawa
photograph byKiyoshi Sakamoto
posted2017/12/27 08:00
1981年生まれ、チーム最年長の酒井。36歳のベテランはコート内外で若い選手たちをけん引している。
試合に出ない時間にも、チームを第一に考える。
目の前の戦いのことで頭がいっぱいだと語る。
「バレーというのは、リベロだけではなくチームの組織で戦うスポーツですよね。だから、単に個が自分の役割を果たすだけでは勝てない。それぞれのプレーが連動して、プラスアルファの力が生まれてこそ勝てる競技です。ベタですけど、助け合う気持ちとか、そういうものが必要だと思います。
チームとして取った1点はうれしいし、感慨深い。ヨッシャって思いますよ。試合に出ていないときでも、そうやってチームのことを第一に考える。それが今の自分に与えられた役割だったら、それをまっとうするだけです」
V・プレミアリーグは、これから終盤戦に入る。酒井の所属するサントリーは6勝8敗、勝ち点21で、8チーム中5位の成績でファイナル6進出に向けて戦っている(12月10日現在)。これまで培ってきた「協調」の姿勢を武器に、チームをけん引する36歳のプレーにこれからも注目したい。