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それでも、やっぱりフルマラソン。
僕らが湘南国際マラソンに出る理由。
posted2017/12/14 11:00
text by
柳橋閑Kan Yanagibashi
photograph by
SHONAN INTERNATIONAL MARATHON
12月最初の日曜日。今年も湘南国際マラソンを走ってきた。湘南国際に出るのは5年連続6回目。今年の開催が第12回だから、ちょうど半分は走っていることになる。
僕の場合、ここまでリピーター的にエントリーしている大会は、湘南国際と北海道マラソン(9回)だけだ。他はその年のスケジュールや自分なりのテーマ、持ちタイムに合わせて、いろんな大会を選んでいく。
2007年に東京マラソンが始まってからというもの、都市型の大規模レースが全国で雨後の筍のように生まれた。昔からある郊外型のレースも合わせると、いまやフルマラソンは年間200大会も開催されている。
こうなると明らかに供給過剰で、今年、さいたま国際マラソンが定員割れしたことがちょっとしたニュースになった。もちろん、東京マラソンのように10倍の抽選に当たらないと出られない大会や、激しいクリック合戦を勝ち抜かなければいけない人気大会もある。
(参考記事:<手続き完了までに6時間!?> 過熱するエントリー合戦を考える。http://number.bunshun.jp/articles/-/724904)
でも、場所とブランドにさえこだわらなければ、サクッとエントリーできる大会はいくらでもあるのだ。
そんな中で、なぜ自分は湘南国際にこだわって出場し続けているんだろう?
会場に向かうバスの中、相模湾に上る朝日を眺めながら、ふとそんなことを考える。
新しい運営方法に次々と挑戦してきた湘南国際の歴史。
大磯プリンスホテルに着くと、仲間と落ちあい、丘の上にベースキャンプを構える(といってもレジャーシートを敷くだけだが)。フルだけで参加者は19,000人。他のカテゴリーを合わせると24,000人規模の大会なので、会場はごった返している。ただ、動線がきちんとできあがっているので、着替えから荷物預けまで、とくにストレスを感じる場面はない。
ゼッケンや計測用チップ、参加賞のTシャツなどが事前に送付されていることも大きい。おかげで会場に着いてからドタバタしなくてすむ。最近はこの方式がだいぶ普及してきたが、その先駆けとなったのも湘南だったと記憶している。