フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
名古屋GPファイナルで宇野昌磨2位。
それでも「後悔なし」だった理由。
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byAsami Enomoto
posted2017/12/11 17:00
19歳の宇野、18歳のチェン、22歳のコリヤダ――次世代を担う若者たちがズラリと表彰台に並んだ。
若手選手たちへの、これからの期待。
セルゲイ・ボロノフが4位、アダム・リッポンが5位、ジェイソン・ブラウンが6位という結果になった。
全体を振り返ると、メダリストたちがベストな演技ではなかったこともあり、やはり羽生結弦、ハビエル・フェルナンデス、パトリック・チャンら普段の顔ぶれが不在だったことの淋しさは否定できない男子の大会だった。
平昌オリンピックの後には、多くのベテラントップ選手たちが競技引退すると予想されている。その意味では、ここで表彰台に上がった若手スターたちにとって、貴重な体験となる大会だったに違いない。
彼らはこれからさらに経験を積み、さらに育っていってくれることだろう。