サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
鹿島、川崎、C大阪、柏からごっそり。
ハリルが国内組で探すラストピース。
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byJ.LEAGUE PHOTOS
posted2017/11/30 11:40
中村俊輔に憧れて練習してきたセットプレーも初瀬亮の持ち味。現代表に欠けたプレースキッカー枠になれるか。
今大会がラストチャンスになるメンバーも多い。
デスク「先ほど話に出たロンドン五輪世代からは、その中心の清武がやっと戻ってきた」
二宮「ようやくコンディションを戻しつつあります。何でもこなせるその能力は誰もが認めるところだし、清武にとって代表は絶対に戻らなきゃいけない場所」
デスク「23人のメンバー構成を見て、何かほかに感じたことってある?」
二宮「やはり監督はユーティリティータイプを探していますね」
デスク「ほう」
二宮「たとえば今野、谷口、三竿はセンターバック、ボランチ、サイドバックとさまざまなポジションをこなせます。西は左右のサイドのほかにボランチもやる。初瀬についても監督は『中盤でもプレーできる選手』と語っていて、本大会のメンバー23人を考えると、3つぐらいポジションをこなせる選手が欲しいのかなという感じを受けましたね」
デスク「さて、'15年8月に行なわれた前回大会は最下位だった。9日に北朝鮮戦、12日に中国戦、16日に韓国戦という日程だけど、今回はロシアワールドカップに弾みをつけるためにも優勝してほしいよね」
二宮「今回のメンバーの多くがラストチャンスになると言ってもいい。優勝して、このなかからシンデレラボーイが出てくることを期待したいと思います」
デスク「いいね、シンデレラボーイと言えばやっぱり荻野目ちゃんの『ダンシング・ヒーロー』だよね。素敵な夜に、熱いビートを鳴らしてほしい!」