畠山健介のHatake's roomBACK NUMBER
畠山健介と湯原祐希のスクラム語り。
「ジャパンが重要性を知らしめた」
text by
朴鐘泰Park Jong Tae
photograph byKiichi Matsumoto
posted2017/11/03 11:00
近年はFWにもフィールドプレーが求められるが、スクラムはまさに彼らの正念場。ここで押せるか押されるかは天地の差なのだ。
畠山「プロップにとって大事なのは『引き出し』」
畠山 エディー・ジャパンがそうであったように、セットピースの精度を高めていくことは、2019年W杯に向けて本当に大事な作業。2年前と比べてメンバーもだいぶ若返っているし、オーストラリアやフランスといった世界トップ10の国と対戦できる機会なんて滅多にないんだから、ひとつでも多くのことを吸収してほしい。
湯原 若手は着実に力を伸ばしているみたいだよ。この間、浅原(拓真)が話してたんだけど、「グーくん(具智元)、すごく強いよ!」って。エディー・ジャパンの頃、代表に選ばれたグーくんはまだ大学生で、強度の強い練習が続くとプルプルしちゃって、「大丈夫か、グー君?」って声掛けたりしてた。それがサンウルブズにも選ばれて、社会人にもなって、この2年でずいぶんとレベルアップしたみたい。同じ3番の浅原が買ってるんだから、グー君はいいものを持ってる。
畠山 グー君はまだ23歳、プロップにとって大事なのは、いろんな強い相手とスクラムを組むことによって「引き出し」を増やしていくことだから、今回の経験を成長の糧にしてほしいね。
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