フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
オズモンド優勝と本田真凜のデビュー。
カナダ杯に見た、それぞれの収穫。
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byAFP/AFLO
posted2017/10/31 17:00
左から、銀メダルのソトコワ、金メダルのオズモンド、銅メダルのワグナー。
アシュリー・ワグナーが7位から総合3位へ追い上げ!
3位以下は混戦となった。
SP7位から追い上げて3位に入賞したのは、アシュリー・ワグナーだった。
フリー『ムーランルージュ』で122.37を獲得。総合183.94で同じアメリカ代表のコートニー・ヒックスを僅差でかわし、表彰台に上がった。
「まさか表彰台に上がることになるとは予想していなかった。フリーは安定した滑りを見せることができたと思います。ここでの経験は、次への大きな踏み台になる。スケートアメリカが楽しみです」とコメントした。
SPで2位だったアンナ・ポゴリラヤは、フリー『ブラックスワン』でジャンプミスが重なり、後半のスピンに入るところではエッジが抜けて転倒。腰を打ってしばらく立てなかった。
昨シーズン13位に終わったヘルシンキ世界選手権のフリーを思い起こさせる、不調な演技で、結局総合9位に終わった。
本人はその後、原因については多く語らず、「ここでの悪い思い出を引きずらずに、気持ちを切り替えて次に向かいます」とコメントした。
大きなミスなく6位に入った本郷理華。
本郷理華は、SPは昨シーズンと同じ、シェイ=リーン・ボーン振付による『カルミナ・ブラーナ』。3フリップ+3トウループ、3ルッツ、2アクセルをノーミスで降りたが、3トウループは回転不足の判定を受けて61.60で6位スタート。
フリーは同じくボーン振付による『フリーダ』で、3フリップ+3トウループから演技を開始した。