涌井秀章の名言
いつかまたダルビッシュと投げ合うというのを目標にして今、やっています。
涌井秀章(プロ野球)
2017/09/23
横浜高校出身の涌井秀章と東北高校出身のダルビッシュ有がはじめて投げ合ったのは、ふたりが高校3年の6月、秋田での招待試合。その後、高校日本代表に選ばれたふたりは、合宿で同部屋になる。「僕は一緒にいて楽でしたね。一番良かったのは、お互いに力を引き出し合う感覚があったことです」。才気溢れる投手同士、引かれ合うものがあったのだろう。プロに進んでから、涌井は西武、ダルビッシュは日本ハムのエースとして競い合い、やがてダルビッシュはメジャーへ移籍した。「自分ではそんなことないとは思うんですけど、やっぱり投げ合う楽しみがなくなったというのはモチベーションの変化につながっているのかな……。ただ、僕もいつか向こう(アメリカ)に行くチャンスがあるかもしれない。あいつが戻ってくるかもしれない」。ふたりの邂逅はあるのか。
Number933号(2017/08/09)