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日本代表、最大の危機を乗り越える。
「アブダビの夜」で宮本恒は何をした?
text by
高橋夏樹(Number編集部)Natsuki Takahashi
photograph byHirofumi Kamaya
posted2017/08/28 14:30
ジーコジャパンでは、出場した試合すべてでキャプテンを務めていた宮本氏。国際Aマッチでは、通算71試合に出場した。
「W杯予選のようなヤマ場では浪花節的なことも必要に」
理知的なイメージの宮本さんだが、大一番で最後に大事になるものについて、こう話してくれた。
「普段のリーグ戦でずっと……というのは難しいですが、W杯予選のようなヤマ場では、浪花節的なことも必要になってきます。みんなで気持ちをひとつに合わせていけば、きっと大丈夫だと僕は思っています」
日本スポーツ史上でも屈指の人気チームだった「2005年の日本代表」キャプテンの言葉は、厳しくも温かかった。
2017年の日本代表よ、この伝統をつなぎ、そしてさらなる高みを目指してゆけ。
「アブダビの夜」の真相、最終予選の意味。宮本さんが最もプレッシャーを感じたバーレーン戦を語り、そして現代表へのエールを送る、二宮寿朗氏による独占インタビューはNumber934・935号「日本代表 運命の一戦」で是非お読みください。