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自身最長の14試合スタメン無しも……。
代打で活躍して逆襲のイチローに! 

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笹田幸嗣

笹田幸嗣Koji Sasada

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posted2017/05/30 11:30

自身最長の14試合スタメン無しも……。代打で活躍して逆襲のイチローに!<Number Web> photograph by Getty Images

5月28日、本拠地でのエンゼルス戦。代打で出場したイチローは、見事にライト前へ同点打を放った。

イチローのスタメン起用が増えない他の理由。

 48試合中、ア・リーグ主催の交流戦はここまで7試合あった。そのうち、イチローは5試合に先発出場している。

 DHのスポットが生まれ、レギュラー外野手3人の中から1人をDHに回せるための起用である。

 その反面、ナ・リーグ主催試合では41試合でわずかに2試合しかない。

 内野手ならば1週間から10日に1試合の休養は必要だが、外野手ならばそこまでの必要もない。イチロー自身がマリナーズ時代にそうであったように、イエリッチ、スタントン、オズナの3人も休養を欲していないのが現状である。

 ネガティブなことばかりを並べたくないが、プラード、エチェバリアの復帰時期はまだ予測さえ出来ない。また、ア・リーグ主催の次回交流戦は7月24日から26日のレンジャーズ戦までなく、この3連戦が今季最後のDH採用試合となる。

 今後もイチローのスタメン起用は多くは望めない。

キャリア最長となる、14試合連続スタメン出場無し。

 その中でこんなことがあったのが、5月23日の敵地でのアスレチックスとの交流戦だ。

 自身キャリア最長となる14試合連続スタメン出場なしを経て15試合ぶりに先発出場し、11打席ぶりの安打が今季55打席目にして初の適時打となったイチローは、試合後にしみじみと話した。

「やっぱ、体力がなくなっていますね。(休日の)昨日もここにきて(練習を)やるし、出来ることはやっているんですけれど、それでも足りないですよね。ゲームの体力と違うもんね。(体が)ふわふわしている感じ」

【次ページ】 とにかく……代打で安打を積み重ねるしか方策はない。

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