野次馬ライトスタンドBACK NUMBER
MLB愛好家のトリプルクロスレビュー。
アメリカ豪華メンバーを今さら解説!
posted2017/03/22 21:00
text by
村瀬秀信Hidenobu Murase
photograph by
Getty Images
あ、あ、本日はWBC決勝ラウンド準決勝アメリカ戦也。
UP日の問題でもう結果は出ていると思いますが。
というわけで、3匹のMLB好事家がなめまわす! トリプルクロスカウンターレビュー決勝ラウンド編。世間の空気など構わずまいりましょう。決勝ラウンド、準決勝の相手・アメリカ!
●準決勝 アメリカ (2次ラウンド2勝1敗)
Toyo「……というわけで、準決勝の相手は、アメリカじゃ。2015年のプレミア12の時はマイナーの選手ばかりじゃったが、今回のチームは、なかなかいい選手が集まってきとるんやないかのう」
Tessy「そうですね。特に三遊間! サードに俺達のノーラン・アレナド(ロッキーズ)。(現在は不調ですが)2年連続二冠王の打撃は必見。三塁守備が凄まじく絵になる男ですね。 そして今大会リンドーア(プエルトリコ)、シモンズ(オランダ)とゴールデングラバーがひしめくショートは、おそらく現在のMLBで最も上手いと言っても過言ではないブランドン・クロフォード(ジャイアンツ)! セカンドも同じく昨年ゴールドグラブのイアン・キンズラー(タイガース)。
2013年の二冠王ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)はそりゃもう名前がスゴイ。殿堂入りのマイク・シュミットに黄金を足してるわけです。(不調ですが)トリプルスリーも狙えて選球眼もいい一塁手としては稀有な選手。外野のアダム・ジョーンズ(オリオールズ)、アンドルー・マッカチェン(パイレーツ)、ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)の3人は、昨シーズン揃って期待ほどの成績を残せなかった感じですが、調子が良ければ実に怖い面子ですし、反対に去年成績を大きく伸ばしたイエリッチ(マーリンズ)はこのWBCでも攻守ともに堅実。これを率いるのは名将・リーランド!」
Toyo「さすがアメリカはコメントも長くなるのぉ。ちなみにアメリカは今大会全選手がMLBの選手で、昨年のMLBホームラン数も最多の306発。ドミニカは12人で299発。プエルトリコが131発。オランダが5人で75発。日本は青木だけで4発じゃ」
Tomo「でも昨年30発以上打った打者はドミニカなら5人もいますけど、アメリカはアレナドだけですね」
Toyo「アレナドも最初は母方のプエルトリコから出るなんてこと言うとったみたいやが、よかったのぉ。この人の守備は必見じゃ。かつて人間掃除機と呼ばれたブルックス・ロビンソンの再来ともいわれる守備範囲に、サード史上最強と言われる強肩。打撃もいいし、顔もスタイルもいい。生まれ変わったら、アレナドになりたいのぁ。わはは!」