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大家友和の「メジャー挑戦」再び?
41歳ナックルボーラーは今も成長中。
text by
ナガオ勝司Katsushi Nagao
photograph byAFLO
posted2017/03/15 08:00
R.A.ディッキーが38歳でサイ・ヤング賞に輝くケースがあるなど、ナックルボーラーは選手寿命が長いのだ。
このタイミングで自由契約ではない、という意味。
実はこのデュケットGM、1999年に大家が横浜から「メジャー挑戦」した時のレッドソックスのGMだった。球団のオーナーシップが代わり、レッドソックスの新政権が86年ぶりのワールドシリーズに優勝する過程で更迭され、そこからメジャーリーグに復帰したという経緯を持っている。
「良くはなかったけど、悪くもなかったという感じですかね。最初は30球の予定だったけど、もうちょっと投げたいと言って45球になった。最後の方は日本で練習していた時のいい感じを思い出したし、まだまだ改善の余地がある」
マイナーリーグのキャンプは3月上旬に始まった。15日には身内以外に観客のいないマイナーリーグのオープン戦が始まる。大家がまだ、自由契約にならずにサラソタで汗を流しているという事実は、41歳のナックルボーラーの「メジャー挑戦」という夢物語を、ほんの少しだけ現実に近づけている。