Survive PLUS ~頂点への道~BACK NUMBER
なぜ補欠から突然キャプテンマーク。
吉田麻也が試合後の謝罪をやめた理由。
text by
西川結城Yuki Nishikawa
photograph byAFLO
posted2017/03/16 08:00
イブラヒモビッチと激しい1対1を繰り広げた吉田麻也。スピードで振り切られるシーンも激減し、すっかりスタメンに定着している。
だからこそ、必ずまたこういう舞台に戻ってきたい。
イングランドに渡って5シーズン目。これから先も、プレミアの舞台で歓喜と挫折を味わうことだろう。1つだけ言えるのは、酸いも甘いも含め、やはり継続することは力となる。積み重ねてきた年月と作業、その価値は計り知れない。
「ウェンブリー、あんなに良いスタジアムだったんですね。5年前にロンドン五輪でプレーした時は、僕自身が周りを見る余裕がなかったんだと思いました。あれからイギリスに住み始めて、プレミアでプレーしてきて、ウェンブリーという場所がどれだけ価値があるのかということを理解できた。だから、決勝のピッチは本当に5年前とは違う景色に見えました。素晴らしかった。正直、最高だった。だからこそ、必ずまたこういう舞台に戻ってきたい」