フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
羽生結弦の4回転&4連覇で新時代に。
宇野3位、宮原2位で日本勢の快挙続く。
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byAsami Enomoto
posted2016/12/12 17:30
大会後には、まだ誰も跳んだことがない4回転アクセルへの挑戦も口にした羽生。絶対王者の挑戦に、終わりはないのか……。
メドベデワが堂々の二連覇。
SPでは世界歴代スコアを更新させてトップに立ったエフゲニア・メドベデワは、フリーでは冒頭のコンビネーションジャンプで珍しく失敗。だが後半の3フリップに3トウループをつけて立ち直り、総合227.66で2度目の優勝を果たした。
「自分に対する期待はもっと大きかった。でも後半で盛り返すことができたのは、嬉しい」と会見でコメント。
アンナ・ポゴリラヤが216.47で総合3位、オズモンドが212.45で4位と、シーズン前半を締めくくるに相応しいハイレベルの戦いだった。
ジュニア女子は本田が棄権も、坂本花織が奮闘し3位。
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ジュニアでは日本から紀平梨花、坂本花織、本田真凜の女子3人が進出。
だが本田がインフルエンザで棄権となった中、16歳の坂本が総合3位と健闘した。だがフリーでミスが出た坂本は、ロシア勢に圧倒されて本来の力が出せなかった悔しさも告白。
ロシアから3人進出した中で、14歳のアリナ・ザギトワはジュニア女子初の200点越えを果たし、総合207.43で初優勝を果たした。