フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
ファイナルで期待の宇野、宮原。
そして、羽生結弦が挑む究極の世界。
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byAsami Enomoto
posted2016/12/07 11:00
ふたつの偉大な記録へ挑むことになる羽生。GPファイナル4連覇も世界歴代最高得点越えも、戦う相手は自分自身である。
ジュニアの女子は、昨年同様「ロシア対日本」の構図に。
一方ジュニアでは、日本は男子では6年ぶりにファイナル進出を逃したが、女子3人が出場となった。
顔ぶれはだいぶ変わっているものの、過去2シーズンと同じくロシア3人、日本3人という構成である。
ポリーナ・ツルスカヤが怪我で棄権したが、第1補欠のエリザベータ・ヌグマヌワもロシア代表で、ロシア女子の層の厚さを見せつけた。
日本からは昨シーズン3位に入った本田真凜は、唯一2度目の進出。
そして激戦だった全日本ジュニアを制した坂本花織、3アクセルを含む6種類の3回転を跳ぶ14歳の紀平梨花は、初挑戦となる。いずれも将来を期待されている大型新人ばかりで、目が離せない試合になりそうだ。