フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
SP自己ベスト更新の宇野昌磨。
世界王者に迫る内容でファイナル決定!
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byAFLO
posted2016/11/09 07:00
キス・アンド・クライで驚きの表情を見せた宇野と樋口コーチ。樋口コーチは他にも、村上佳菜子や松田悠良らの指導も行っている。
SP10位から総合7位と追い上げた田中刑事。
SP10位という厳しいスタートをきった田中刑事は、フリーのフェデリコ・フェリーニ映画のサントラメドレーでは、素晴らしい演技を見せた。
冒頭の4サルコウではバランスを崩してステップアウトしたものの、残りはほぼノーミス。最後までスピードが落ちることなく、体全体を使ったはつらつとした演技でフリー5位、総合7位まで追い上げた。
総合3位に入ったのは、昨シーズンの欧州選手権2位だったイスラエルのアレクセイ・ビチェンコだった。
一方女子は、ロシアのアンナ・ポゴリラヤが優勝し、エレーナ・ラジオノワが2位。3位はアメリカのコートニー・ヒックスが入った。SP3位だったユリア・リプニツカヤはフリーでは負傷が原因で演技を途中で中断。再開して滑りきったものの、総合12位に落ちた。
シニアGPデビュー戦だった松田悠良は総合6位、村上佳菜子はジャンプミスが重なって11位に終わった。
ペアはドイツのアリオナ・サフチェンコ&ブルーノ・マッソがSP2位から逆転優勝、アイスダンスはロシアのエカテリナ・ボブロワ&ディミトリ・ソロビエフが、やはりショートダンス2位から逆転優勝した。