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ステフィン・カリーが高校生を指導!?
2人の日本人は彼に何を感じたか。
text by
宮地陽子Yoko Miyaji
photograph byNaoya Sanuki
posted2016/09/21 11:30
世界の頂点に触れることは、選手たちの視野を大きく広げることになる。「カリー体験」は彼らに何を残したのだろうか。
水谷「バスケって好きなやつがあがっていく」
一方で、公開ピックアップゲームの10人に選ばれなかった水谷は、悔しさもあらわにした。
「10人に入れなかったのは、全然届かないところじゃなかっただけに悔しい。上には上がいると思った。また、ステフィン・カリーという人が今プレーしている世界の大舞台で、自分も頑張りたいと思い、そういうモチベーションを高くもって、これからも頑張っていこうと思います」
将来は日本のプロを目指したいと言い、夢としてNBAも意識しているという水谷は、今後の目標を「楽しくバスケットボールをし、色々なステージにチャレンジすること」だと言う。今回、クリニックを主催したカリーも、バスケットボールを楽しみ、まわりに楽しさを見せてくれる選手なだけに、バスケットボールを好きで楽しむことが何より大事との思いをさらに強くしたという。
「バスケって好きなやつが上に上がっていくスポーツだと思っているから。だから、自分のスタイルを貫き通して、これからも頑張っていきたいと思います」(水谷)