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トッテナムの優勝オッズ9倍は狙い目?
スタメンは既に最強、あとは選手層。 

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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posted2016/07/31 08:00

トッテナムの優勝オッズ9倍は狙い目?スタメンは既に最強、あとは選手層。<Number Web> photograph by AFLO

現在世界で最も熱い視線を集める若手の1人である、デル・アリ。ビッグクラブも狙っているが、トッテナムは当然出す気はないようだ。

ケイン、アリ、ダイアーの代役は絶対に必要。

 代役のクオリティ不足は、昨季ヨーロッパリーグで16強敗退が決まった時点で指揮官自身も口にしていた。

 1トップとして代えの効かないケインは、昨季のプレミア全節で先発出場した。チャンスメイクを担うアリも、19歳で迎えた一軍1年目に先発28試合を含むリーグ戦33試合に出場。中盤の底でも、22歳でDFからのコンバート1年目だったエリック・ダイアーがリーグ戦37試合に先発している。

 加えて現在のスタイルは、心身両面で疲労が溜まるハードなプレッシングが前提。彼らイングランド代表3選手が今夏のEUROで精彩を欠いていたのも無理はない。CLという欧州最高水準の舞台にも立つ今季は、見劣りのしない代役が絶対に必要だ。

CLとリーグで1トップを使い分ける、という手も?

 真っ先にサウサンプトンから獲得した新ボランチのビクター・ワニャマは、ダイアーの良き競争相手となる。同時に、昨季は中盤中央でキープ力を発揮したムサ・デンベレを2列目に上げることで、アリやクリスティアン・エリクセンに休養の機会を与えるオプションも実現する。

 続いて、7月上旬にはAZアルクマールからフィンチェント・ヤンセンを引き抜いた。プレミア初挑戦の22歳だが、昨季エールディビジで27得点を上げてオランダ代表入りも果たしたばかりという、欧州で最もノっているストライカーの1人だ。CLではヤンセン、プレミアではケインという形で使い分け、「2人の1トップ」で欧州との「二足の草鞋」に挑む可能性もある。

 トッテナムは他にも、マリオ・ゲッツェ(ドルトムント)、クリスティアン・テージョ(バルセロナ)のようなゴールを狙える2列目要員と、最終ラインを質と量の両面で強化できるマティアス・ギンターのようなCBの追加を諦めていない。昨季プレミアのベストチームが今季の「ベストスカッド」へと近付けば、1961年以来となるリーグ優勝も近付くはずだ。

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