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五輪までにU-23に必要な3つのこと。
全てのカギは、遠藤航が握っている。 

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佐藤俊

佐藤俊Shun Sato

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posted2016/07/29 11:30

五輪までにU-23に必要な3つのこと。全てのカギは、遠藤航が握っている。<Number Web> photograph by AFLO

遠藤航に触れる機会があった人は、皆その大人びた雰囲気と発想に驚く。彼がチームに落ち着きをもたらすに違いない。

セントラルでの予選方式がプラスに働いた?

 アトランタ五輪以降、なんとなくチームに即席感が漂い、まとまりを感じられなかったのは、五輪予選の方式がホーム&アウェイに変更された影響も大きい。1年以上かけて、その都度調子のいい選手を集めて戦っていく。選手の出入りが多くなるので、チームの完成度はセントラル方式よりはどうしても低くなる。結局、本大会の18名の選手を選出した後、初戦までにチームを急ピッチで仕上げていくことになる。北京五輪まで結果を出せなかったのは、最終予選を戦ったチームの完成度を高めることができなかったからだ。

 今回のリオ五輪最終予選は、アトランタ五輪と同じセントラル方式だった。約1カ月弱、選手が多くの時間を共有し、試合を勝ち抜いていくことで戦術が浸透、自信をつけ、チームとしての強さを身に付けていった。決勝で韓国を0-2から引っ繰り返して勝ったのは決して奇跡ではなく、大会を通して力がついた証拠だった。

OAからも一目置かれる遠藤航の役割は大きい。

 1月の時点ですでに高い完成度を見せていたチームは、その後さらに成熟度を高めている。そして今、合宿地のアラカジュで暑熱対策と体作りをバランスよく進行し、OAを入れたチーム作りを急ピッチで進めている。

 果たして、勝利のための3つのポイントをこなすことができるだろうか。

 カギを握るのはキャプテンの遠藤だ。アトランタ五輪の前園、シドニー五輪の中田、ロンドン五輪の清武、みな他の選手が一目置く選手だった。彼らが果たした役割は周知の通り。

 遠藤は、同世代はもちろん、OAの選手からも一目置かれている。その遠藤がリーダーシップを発揮してチームの最後の仕上げをすれば“リオ五輪クラブチーム”はより強みを増し、万全の状態で8月4日を迎えられるだろう。

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