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次のスコットランド戦に勝てる理由。
ハメットHC代行が語るジャパンの実力。
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byYuka Shiga/AFLO
posted2016/06/23 11:40
18日の第1戦、前半8分に主将の堀江がトライ。日本代表の持ち味が出たプレーだった。
新世代メンバーの台頭も見えた。
さらに、その華麗な攻撃の起点を振り返ってみれば、SH茂野海人の素早いリスタートからだった。茂野は昨年、所属のNECグリーンロケッツからニュージーランドに渡って経験を積み、スーパーラグビーのサンウルブズに参加している。そして、アジア選手権で初キャップの金正奎、帝京大学の松田力也など、新世代メンバーが台頭してきそうな予兆もうかがえた。日本ラグビーは確実に底上げされている。
チャレンジングな1戦目を終えて臨む2戦目。
実はインタビューで、ハメットHCはこのスコットランドとの1戦目が最も厳しくタフな戦いになるだろうと語っていた。
「(カナダ戦翌日の)日曜日にカナダを発ち、時差の関係で1日失う。ここから参加するメンバーもいるし、準備がとてもキツイ。チャレンジングな1週間になる」
指揮官でさえ苦戦を予想していた1試合目は、ブレイクダウン時の細かな判断ミスや不必要な反則がなければ十分に勝てる可能性のあったゲーム展開だった。
では、2戦目に日本代表が勝つために必要なものとは、何か?
「それは日本ラグビーの特質であるボールの……」
日本ラグビーの歴史を変えるために必要なのは、「いい試合」ではない。ただ勝利あるのみ。ハメットHC代行の答えは、25日の対スコットランド第2戦目をより熱く観戦するためのキーポイントでもある。続きは本編、Number904号「指揮官インタビュー スコットランド戦に勝つために」をお読み下さい。