沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
7年間で5勝、日本の牝馬がJC制覇。
ショウナンパンドラが「名馬」の域へ。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byYuji Takahashi
posted2015/11/30 11:15
距離が延びれば延びただけ強いショウナンパンドラ。有馬記念も射程圏に捉えたか。
プレゼンターを務めた五郎丸歩にちなんで?
ところで――。ラグビー日本代表の五郎丸歩がジャパンカップのプレゼンターをすることが早くから発表されていたので、5番のペルーサと6番のラストインパクトや、5枠のダービーフィズとサウンズオブアース、6枠のミッキークイーンとゴールドシップといった「五郎丸馬券」を買う、と話していたファンも多かった。
すると、本当に6番のラストインパクトが人気以上に好走して連に絡み、五郎丸の背番号と同じ15番のショウナンパンドラが勝って「五郎丸馬券」になった。
なお、競馬場は初めてという五郎丸自身は、馬券を買っていなかったという。
ショウナンパンドラの次走は有馬記念になりそうだ。来年は海外遠征も視野に入れている。
有馬記念では、ラブリーデイ陣営が雪辱を期しており、ラストランとなるゴールドシップも確実に状態を上げてくる。菊花賞上位組も出てきて、年度代表馬決定戦になりそうな有馬記念が、より楽しみになった。