プレミアリーグの時間BACK NUMBER
モウリーニョがチェルシー更迭目前!
アザール、そしてセスクは甦るか。
text by
山中忍Shinobu Yamanaka
photograph byAFLO
posted2015/11/07 10:40
昨年圧倒的な強さでプレミアを制したチェルシーが現在15位。このままでは監督更迭はまぬがれない。
勝利以外に、自信を取り戻す方法は無い。
その試合後、「今は誰もが歯を食いしばってやるしかない」と言っていたのは、テレビでゲスト解説を務めたフランク・ランパード。攻撃センスで勝負するセスクだが、ここはチェルシー中核の先代が言う通り、攻撃の指揮に苦心するピッチ上での苛立ちではなく、ハードワークを含む渾身のプレーで勝利への意欲を示さなければならない。
自信を失っている集団にとって勝利以外の特効薬はない。自信が戻り始めれば、セスクと絡む周囲の動きや判断も改善されるだろう。そして、自身が動力源となるべきチームの順位浮上と、自らに最大級の信頼を寄せるモウリーニョ体制継続への曲がり角が見えてくるはずだ。