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ラグビーW杯のグループリーグ展望。
日本歴代最強チームが歴史を変える。

posted2015/09/17 10:40

 
ラグビーW杯のグループリーグ展望。日本歴代最強チームが歴史を変える。<Number Web> photograph by AFLO

W杯へ向け、合宿で激しい練習に取り組む日本代表。まずはGL突破が目標だ。

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大友信彦

大友信彦Nobuhiko Otomo

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 ラグビーワールドカップ(W杯)が開幕する。

 ラグビーW杯は、サッカーのW杯に遅れること57年、1987年に第1回大会が、ニュージーランド(NZ)とオーストラリアを舞台に開催された。記念すべき初代王座を獲得したのは、大会ホストとなったニュージーランド。以後、大会の開催地と優勝国は以下のように推移している。

 第2回 1991年 開催国=イングランドなど欧州5カ国、優勝=オーストラリア
 第3回 1995年 開催国=南アフリカ、優勝=南アフリカ
 第4回 1999年 開催国=ウェールズなど欧州5カ国、優勝=オーストラリア(2回目)
 第5回 2003年 開催国=オーストラリア、優勝=イングランド
 第6回 2007年 開催国=フランス(一部ウェールズ、スコットランドでも開催)、優勝=南アフリカ(2回目)
 第7回 2011年 開催国=ニュージーランド、優勝=ニュージーランド(2回目)

 大会は、第3回までが16カ国、第4回からは20カ国の出場で争われている。日本は1987年の第1回大会から全大会に出場している。ちなみに、全大会出場を続けている国は、日本のほか、世界ラグビーの歴史をリードしてきた「ビッグエイト」から南アフリカを除くイングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズ、フランス、ニュージーランド、オーストラリアの7カ国と、アルゼンチン、カナダ、イタリア、ルーマニア、以上12カ国だ。

日本の通算成績は1勝21敗2分。

 日本は'91年の第2回大会1次リーグでジンバブエを52-8で破り、記念すべきW杯初勝利をあげたのだが、残念ながらこれが、現在まで本大会唯一の勝利となっている。'87年、'95年、'99年、'03年はすべて全敗、'07年と'11年はともに3敗1分(引き分けの相手はともにカナダ)で、これまでの通算成績は1勝21敗2分。'95年大会では、NZを相手に145-17というW杯最多失点記録となる歴史的大敗も喫した。

【次ページ】 今大会こそ、苦難の歴史を書き換えるチャンス。

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