大畑大介の名言 

2003年のW杯で、日本はスコットランド、フランス、フィジー、アメリカのグループBに。初戦はスコットランド戦に決まった。「初戦で終わってもいいと思ってるんですよ。残りの3戦ボロボロになってもいいから、一発目、何とか食ったろうと。どう考えても今の力では、スコットランドに勝てる割合は少ない。それをこっちに手繰り寄せるには、相手の精神をね、萎えさせるまではいかなくても、慌てさせる、混乱させるような状況にしなきゃいけない」「それには、戦術、戦略という以前に、まずは自分たちがどれだけ、それこそ昔の人たちじゃないけど、桜のプライドを持ってやれるかですね」と、特攻精神を語っていたが……。結果はスコットランドに完敗し、残りの試合もすべて落とし、3大会連続で全試合敗戦となった。精神論だけではどうにもならなかったのだ。

Number586号(2003/10/02)