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混戦の予感と収穫期を迎えた若手。
~MLB、2015年の順位大予想~
posted2015/04/04 10:30
text by
芝山幹郎Mikio Shibayama
photograph by
Getty Images
2015年の大リーグが幕を開ける。4月5日(日曜日)のオープニング・ゲームは、カーディナルス対カブス(同じ古豪対決なら、ドジャース対ジャイアンツを見たかったが)。6日の月曜日には、マックス・シャーザー、クレイトン・カーショー、マディソン・バムガーナー、コーリー・クルーバー、フェリックス・ヘルナンデス、田中将大らが早くもマウンドに登る。胸が躍るではないか。
というわけで、まずは春季トレーニングの勝敗数(4月1日現在)を見てみよう。
フロリダではメッツとブルージェイズが強かった(ともに18勝12敗)。以下は、パイレーツ、レッドソックスとつづき、ナ・リーグ本命のナショナルズは15球団13位の成績(10勝15敗)だった。マーリンズは14勝12敗で7位。
一方のアリゾナでは、アスレティックスが首位に立った(21勝9敗)。つづいて、ロイヤルズ、ドジャース。ア・リーグ最大の注目株インディアンスは13勝16敗で15球団中10位。マリナーズは11勝17敗で13位。
ま、オープン戦の成績はあてにならない。本気で勝ちにいくチームはないし、目的はあくまでも調整だ。全敗でもしないかぎり、ここでの結果を気にすることはない。ただ、ここで急成長する選手が出てくるから、眼を離すわけにはいかない。今年はドジャースのフリオ・ユリアス(18歳)というメキシコ出身の左腕投手が注目された。メジャー昇格は時期尚早だが、もし年内に実現すれば話題を呼ぶにちがいない。
各地区の順位を予想してみると……?
では、レギュラーシーズンの順位はどうなるだろうか。見どころを分析する前に、まずは予想一覧表を作成してみよう。
<ア・リーグ東地区>
1) レッドソックス
2) ブルージェイズ
3) オリオールズ
4) ヤンキース
5) レイズ
<ア・リーグ中地区>
1) インディアンス
2) ホワイトソックス
3) タイガース
4) ロイヤルズ
5) ツインズ
<ア・リーグ西地区>
1) マリナーズ
2) エンジェルス
3) アスレティックス
4) アストロズ
5) レンジャーズ
<ナ・リーグ東地区>
1) ナショナルズ
2) マーリンズ
3) メッツ
4) ブレーヴス
5) フィリーズ
<ナ・リーグ中地区>
1) パイレーツ
2) カーディナルス
3) カブス
4) ブルワーズ
5) レッズ
<ナ・リーグ西地区>
1) ドジャース
2) パドレス
3) ジャイアンツ
4) ダイヤモンドバックス
5) ロッキーズ