沸騰! 日本サラブ列島BACK NUMBER
世界の大舞台で、芝と砂の王者対決!
ドバイWCデーと高松宮記念を総展望。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byYuji Takahashi
posted2015/03/28 08:00
キャリア14戦目で初のダート出走となるエピファネイア。ジャパンカップ王者として、どんな走りをドバイで見せるのだろうか。
春のスプリント王を決める高松宮記念。注目馬は?
高松宮記念(中京芝1200m、4歳以上GI)も熱い戦いになりそうだ。
香港から参戦してきたエアロヴェロシティ(せん7歳、父ピンズ、オサリバン厩舎)は、昨年の香港スプリントを制した実績を額面どおりに受けとるべき強豪である。
ハナを切るのは、この馬か、アンバルブライベン(牝6歳、父ルールオブロー、栗東・福島信晴厩舎)か、それともハクサンムーン(牡6歳、父アドマイヤムーン、栗東・西園正都厩舎)か。ほかにも、昨年のNHKマイルカップを逃げ切ったミッキーアイル(牡4歳、父ディープインパクト、栗東・音無秀孝厩舎)、連覇を狙うコパノリチャード(牡5歳、父ダイワメジャー、栗東・宮徹厩舎)など、スピードのある馬が揃った。
いかにも「電撃の6ハロン戦」というハイペースの争いになりそうだ。となると、差し脚鋭いストレイトガール(牝6歳、父フジキセキ、栗東・藤原英昭厩舎)や、ダイワマッジョーレ(牡6歳、父ダイワメジャー、栗東・矢作芳人厩舎)の出番か。
ドバイは馬券が買えないので、印をつけるのはこのレースだけにする。
◎ストレイトガール
○ミッキーアイル
▲エアロヴェロシティ
△ダイワマッジョーレ
×コパノリチャード
これは当日の馬場状態が良の場合。だが、この季節は芝が傷みやすく、しかも、予報では「曇り時々雨」。重や不良にはならないだろうが、渋って力のいる馬場になったらダイワとコパノの印を重くしたい。