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女子ゴルフがバブル期を超える好況!
なぜ試合&ギャラリーが増えるのか。 

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小川勝

小川勝Masaru Ogawa

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posted2014/11/06 10:40

女子ゴルフがバブル期を超える好況!なぜ試合&ギャラリーが増えるのか。<Number Web> photograph by AFLO

勝みなみは鹿児島高校在学中の16歳。最年少記録を次々と打ち立てている彼女だが、さらに下の世代が力をつけ、その座を虎視眈々と狙っている。

 日本のプロゴルフは、週末になると、毎週のようにテレビで中継されている。スポーツニュースの中でも、ゴルフの結果はしばしば見かける。だから、日本のプロゴルフはメジャースポーツの一つと言っていい。プロゴルファーの中には、野球やサッカーのスター選手と肩を並べる知名度の選手もいる。

 だが、日本のプロゴルフの人気が、現在どの程度のものなのか――中でも女子ゴルフの人気が、近年どれくらい上昇していて、不況やデフレとも関係なくどれくらい成長してきたか、そういうことは、あまり詳しく知られていないと思う。

 実は、日本の女子ゴルフは現在、日本女子プロゴルフ協会の創設以来、最大級の成功を収めていると言ってよい。こうした状況にあることは、テレビではあまり報道されていないと思う。

女子ゴルフの人気を示す、2つの事実。

 現在の女子ゴルフの日本ツアーが、歴史上空前と言っていい人気に達していることは、次の2つの事実から証明できる。1つは、この10年で年間の試合数が増え続けてきたこと。もう1つは、試合数だけでなくギャラリー数も増えていることだ。

 女子ゴルフの年間試合数は、2003年の時点で年間30試合だった。それが年々増え続けて、今年は37試合だ。

 2008年にはいわゆる「リーマンショック」があり、世界的な同時不況で日本のスポーツ界でも企業スポーツの休部や廃部、自動車メーカーのラリーからの撤退など、スポーツ投資からの撤退が相次いだ。女子ゴルフでも、2009年から2011年まで年間34試合で停滞した時期があった。だが2012年からまた増え始め、今年は37試合。

 そして来年は、さらに2試合増えて39試合になることが決定的になっている。今年、試合のなかった7月第2週と、8月第1週に、開催を希望する新たなスポンサーが、それぞれ2社ずつ立候補しているという。翌年の日程の正式な発表は12月になるが、試合数が増えることは間違いない状況だ。

【次ページ】 バブル絶頂期と同じ、年間MAXの39試合。

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