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ハメス、クアドラドにオチョアまで。
W杯で過熱するプレミア移籍市場。 

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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posted2014/07/10 16:30

ハメス、クアドラドにオチョアまで。W杯で過熱するプレミア移籍市場。<Number Web> photograph by Getty Images

今大会コロンビアは5試合で12ゴール。ハメス(左)は6得点2アシスト、クアドラドは1得点4アシストの活躍だった。

メキシコのオチョアにも声がかかるか。

 最後に、攻撃が盛況だった大会では見せ場も多かったGK。メキシコのギジェルモ・オチョアは、無失点で引き分けたブラジル戦だけで起死回生のセーブ4本。ゴール左下隅に向かっていたネイマールのヘディングを横っ飛びで弾き出したセーブは、'70年メキシコ大会でのブラジル戦で、イングランドの名GKゴードン・バンクスがペレのヘディングをかき出した「世紀のビッグセーブ」と比較される絶賛ぶりだった。

 奇しくも今大会の決勝当日に29歳になるオチョアだが、GKのキャリアは長い。おまけに、アジャクシオ(来季2部)との契約満了で移籍金は不要。当人はフランス残留を望んでいるが、ルーカス・ファビアンスキがスウォンジーへと去ったアーセナル、30代のペペ・レイナではない控えが欲しいリバプールから声が掛かれば、第2GK扱いでもイングランド行きに気持ちが傾くかもしれない。

 イングランド代表にとってのブラジル大会は開幕から僅か8日で終焉を迎えた。だが、W杯閉幕を以て本格的に始まる今夏の移籍市場では、9月1日の最終日までプレミア勢が新戦力の獲得競争を繰り広げる。

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