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日本、コートジボワールに逆転負け。
ドログバ投入後、崩された左サイド。 

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矢内由美子

矢内由美子Yumiko Yanai

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2014/06/15 15:30

日本、コートジボワールに逆転負け。ドログバ投入後、崩された左サイド。<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

キャプテンの長谷部は「自分たちを表現できなかった」と悔しそうに試合後にコメント。コートジボワールのサブリ・ラムシ監督は「ドログバがピッチに出て、すべてが変わった」と語っている。

 日本が“チーム・ドログバ”の前に屈した。ブラジルW杯グループリーグ初戦。日本はコートジボワールに1-2の逆転負けを喫し、黒星発進となった。

 立ち上がりは相手の出方を窺った。アルベルト・ザッケローニ監督は相手の4-2-1-3システムに対し、前線の選手がプレッシャーをかけて高い位置でボールを奪うように指示したが、なかなかはまらない。

 長友佑都がその理由を説明する。

「前線から相手のDFラインではめていくことを話していたのだけど、相手のボランチ2枚がセンターバックの方に降りていて、ボール回しを積極的にやっていたことで、はまらなかった」

 雨が降ったり止んだりの落ち着かない天候。ピッチは重かったが、それに連動するかのように、日本は動きが重かった。単純に体が重かったのか、緊張していたのか、プレッシャーなのか。とにかく、試合の入り方が良くなかった。

ボールを支配するはずが、逆に支配されてしまった日本。

「ラインも全体的に低かったし、相手にボールを回され、全員体力を消耗させられた。前からはめていこうとしていたのだけど、なかなかはまらず、ボールの奪いどころがなかった」

 長友がこう語るように、日本のボール保持率はわずか42%。コートジボワールにボールを支配されては苦しい。

 それでも前半は耐えた。我慢を強いられる展開になっていた時間帯には、自陣深くで香川真司が体を張ってエリア内へのパスを防ぎ、相手CKの際には本田圭佑が地面に倒れこみながらヘディングでクリアした。

【次ページ】 4年前のW杯を彷彿とさせる、本田の先制点。

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