田澤純一の名言
アメリカに来た最初は、初球を真っすぐから入るのには不信感がありました。真っすぐを待っている相手に、なぜ真っすぐを放るのか。それなら変化球で入った方がいいんじゃないかという思いはありました。
田澤純一(MLB)
2014/05/04
日本のプロ野球を経ずに、いきなりMLBへと“飛び級”した田澤は、アメリカの流儀に戸惑ったという。1年目の2009年、2Aのポートランドでは常に初球にストレートを要求され、監督に直談判したこともあった。「でも、データで示された。もちろん真っすぐを投げて打たれることもある。でも、確率的には非常に低いというデータでした」。むしろ変化球から入るとカウントを悪くして打たれるケースが多いという客観的事実を知ることにより、「そういう風に教えてもらって初めて、真っ向勝負の意味が自分でも分かったんです」。
Number850号(2014/03/26)