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無敗馬、外国産馬、中距離血統……。
大混戦の皐月賞を獲得賞金から読む。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byYuji Takahashi
posted2014/04/19 08:00
休み明け初戦のスプリングSではロサギガンティアの2着と初めて土をつけられたが、皐月賞では2歳王者の実力を発揮できるだろうか。
スローペースが予想されるレース、有利なのは?
有力馬をひととおり見ても、まだ迷ってしまう。実は私は、皐月賞はバンドワゴンを軸にしようと思っていたのだが、脚部不安のため回避してしまった。
レースをつくると思われた強力な逃げ馬がいなくなってしまったので、どの馬がハナを切るのか予想するのも難しくなった。大外枠からウインフルブルームが行くのだろうか。紅一点のバウンスシャッセが揉まれるのを嫌って、思い切って逃げる手に出るか。
いずれにしても流れは遅くなり、道中は手綱の引っ張り合いになって、最後の瞬発力勝負になるのではないか。アジアエクスプレスのようにマイルで結果を出している馬にも、トーセンスターダムのように、序盤はゆっくり走って最後に末脚を爆発させる反復練習をしてきた馬にもチャンスが出てくる。
よし、決めた。
◎アジアエクスプレス
○ワンアンドオンリー
▲トーセンスターダム
△イスラボニータ
×トゥザワールド
先週の桜花賞は100回やったら99回ハープスターが勝っただろうが、この皐月賞は、100回やったらほとんど毎回違う結果になり、1、2着の組み合わせは何十通りにもなるだろう。
アジアを軸にした馬連と、アジアとトーセンの単複を買いたい。