スポーツ・インテリジェンス原論BACK NUMBER

カーリング小笠原の戦略は「男前」!?
現在1勝1敗、“ケンカ腰”で大一番へ。 

text by

生島淳

生島淳Jun Ikushima

PROFILE

photograph byShinya Mano/JMPA

posted2014/02/12 16:30

カーリング小笠原の戦略は「男前」!?現在1勝1敗、“ケンカ腰”で大一番へ。<Number Web> photograph by Shinya Mano/JMPA

船山弓枝、小笠原歩(左)のベテランコンビが立てる戦略は超攻撃的。彼女たちが、声援に押されて攻撃に出てくるロシアにどう対峙するのか見ものだ。

小笠原歩の男前な戦略で、第1エンドからケンカ状態!

 最後はスキップの戦略。

 オリンピック3回目の小笠原歩の作戦は、気風(きっぷ)がよい。なんだか男前の戦略なのだ。

 点が取れるチャンスがあると見れば、どんどん攻めていく。デンマーク戦などは、アグレッシブ過ぎて、相手のチャンスになってしまったほどだった。

 数年前まで、女子のカーリングは第1エンドといえば様子見が定番だった。リスクを避け、穏やかな立ち上がりがほとんどだったのである。

 しかし、いまや第1エンドからケンカが始まり、小笠原も絶対に譲らない。トリノ・オリンピックでの経験がここに生きているし、世界のトレンドにしっかりと対応している。35歳のスキップの戦略は、見ていて「大丈夫かよ……」と心配になってしまうほど、面白い。

 ロシア戦は大一番となる。

 ロシアはここまで2勝1敗。観衆の大声援を受けているが、開催国のチームというのは得てして超攻撃的な戦略を取りやすい。会場のムードが点の取り合いを促すからだ。

 意気込む相手に、どんな戦略で小笠原が立ち向かうのか。3回目のオリンピックという経験を武器に、うまく「いなして」欲しいと私は思っている。

コメントする・見る

関連コラム

BACK 1 2 3

この記事にコメントする

利用規約を遵守の上、ご投稿ください。

船山弓枝
小笠原歩
吉田知那美
小野寺佳歩
ソチ五輪
オリンピック・パラリンピック

冬季スポーツの前後のコラム

ページトップ