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進むルーニー依存と、大物獲得の噂。
マンU香川、最大の課題は「安定感」。 

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山中忍

山中忍Shinobu Yamanaka

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photograph byPress Association/AFLO

posted2014/01/23 10:40

進むルーニー依存と、大物獲得の噂。マンU香川、最大の課題は「安定感」。<Number Web> photograph by Press Association/AFLO

スウォンジーとのリーグ戦、トップ下に回った後半では何度も有効な動きを見せた香川真司。出場機会に恵まれない時期を過ごしながらも、その能力はサビついていない。

「モイーズのマンU」にいつまで付き合うべきか。

 一方そのルーニーの代役として、モイーズはもちろんのこと、メディアとファンの間でも期待値が下がってしまった香川は思案のしどころだ。マタ獲得が噂に終わっても、残る4カ月間は、指揮官が最大の信頼を置くルーニーへの依存度が更に高まる結果になると予想される。

 また、チームの現実目標が「トップ4」に下方修正される状態でも、マンUがファーガソンの選んだ後任監督を早々に見捨てることはあり得ない。大多数のサポーターも「辛抱」を覚悟している節がある。事実、アウェイでのチェルシー戦に駆けつけた忠実な約3000人は、敗戦後にブーイングに訴えるような真似はしなかった。

 モイーズ自身は「忍耐と信念を持って然るべき道を進む」と語っている。今季優勝争いにおける「不屈」と同時に、来季以降を見据えた自らのチーム作りを推進する決意をも示唆する発言だ。残念ながら、もはや「モイーズのマンU」構想に含まれているとは思えない香川も、自身のキャリアを第一に然るべき道を進むため、「移籍失敗」という声が上がったとしても耐え、マンUに別れを告げる決意を固めても良いのではないだろうか?

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