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大学ラグビーに舞い降りた美女。
山崎紘菜19歳、彼氏はラガーマン!?
text by
朴鐘泰Park Jong Tae
photograph byAsami Enomoto
posted2013/12/30 08:01
試合後のインタビューは、全部自分で質問を考えている。慣れないマイクの持ち方がむしろ見る者の心をくすぐる。
「人のために」がだんだん「自分のために」に。
――いま大学1年生で、デビューからわずか3年ですよね。
山崎 はい。
――しかも、東宝シンデレラのオーディションは友達のススメで受けた。
山崎 はい。
――たった3年で、なんでそこまで考えが変わったんですか?
山崎 自分が女優になりたいって思ってたわけじゃないですけど、審査員特別賞に受かった以上、東宝に所属しないと落選した4万4000人の人たちに申し訳ないという気持ちがまずあって。最初は「人のために」という意識でやってました。でも、お仕事していく上でそれがだんだん、「自分のために」に変わって。
夢とか目標に向かって努力してる人がタイプです。
――なぜ?
山崎 いろんな方々との出会いが一番大きいです。事務所の方だったり、監督さんだったり、その方々からすごい色々なものをもらったんで、わたしも返したいと思って。
――返したい。
山崎 例えば衣裳もわたしのために無償で提供してくださるブランドさんがあって、髪の毛も「出世払いでいいよ」って言ってくれる美容師さんもいて。事務所の方も期待してわたしに投資してくださってるから、わたしがみなさんに返せる最大限のことが、アカデミー賞だと思うんです。
―― ……感心しきりで言葉が出ないです。最後に一番聞きたかったことを聞きますが、理想の男性のタイプは?
山崎 夢とか目標をしっかり持ってて、それに向かってちゃんと努力してる人。同世代で、どこかの大学に受かりたい! って言いながら全く勉強していない人とか見ると、すごくカッコ悪いなって思いました。その夢に向かって突き進んでいる人はすごいキラキラしてるし。
――じゃあ、大学ラグビーでひとつでも上に行くっていう夢を持ってプレーしている選手たちはカッコよく見える?
山崎 カッコよく見えますね。ラグビー選手の方々とお話させてもらうと、皆さん何か目標を持ってらっしゃって。礼儀やマナーもしっかりできてるし、他人を敬う姿勢もすごいと思います。ラガーマンって体格もいいし。いま草食系男子って多いじゃないですか。ちょっと女性っぽかったり、体型も細かったり、おしゃれに気を使ったり。そういう人より、男らしい人のほうが好きですね。