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大学ラグビーに舞い降りた美女。
山崎紘菜19歳、彼氏はラガーマン!?
text by
朴鐘泰Park Jong Tae
photograph byAsami Enomoto
posted2013/12/30 08:01
試合後のインタビューは、全部自分で質問を考えている。慣れないマイクの持ち方がむしろ見る者の心をくすぐる。
ズバリ、ラガーマンは彼氏にOK!?
――ズバリ聞きますけど、ラガーマンを彼氏にするのはOK?
山崎 もちろんOKです!
これまでスポーツイベントにおけるイメージモデルを数多く取材してきたが、彼女は例外中の例外だった。
どれだけ寒くても観客席で試合をちゃんと見る。アドバイスを受けながらメモを取る。ハーフタイムにファンが駆け寄ってきたら笑顔でサイン。握手の際は当然のように手袋を外す。試合を見ながら質問事項を考えて勝利キャプテンにインタビュー。試合後の監督&主将会見にも顔を出し、臆することなく質問。そして、自らの写真が表紙となった大会プログラムをブースで手売りもする。
彼女はこうも言っていた。
「常に自分の気持ちに正直にやっていきたいんです」
大学選手権のイメージモデルという仕事を通じて、ラグビーというスポーツに真正面から向き合う真摯な姿勢が垣間見れた。
インタビュー中も、当たり障りのない定型句を並び立てるのではなく、彼女の価値観や経験に基づいた、彼女にしか話せない「正直な」言葉を残してくれた。
だから、「彼氏ラガーマンOK」も“ガチ”だ。
決してリップサービスではない。念押しで2回確かめたが、答えは変わらなかった。
公開デート申し込みに踏み切るキャプテンはいるか。
その時、ふと思った。
80分間の死闘のあと、ピッチ上で行なわれる山崎さんによる勝利キャプテンインタビュー。質問に答え終えたキャプテンが最後に言い放つ。
「優勝したら、僕とデートしてください!」
そんな肝の座ったキャプテンがいたら、決勝はかつてない(方向性から)異様な盛り上がりを見せるのではないか、と。
ここまでを読んで公開デート申し込みを本気で検討しているラグビー部主将にちょっとしたアドバイスを送るなら、彼女はああ見えて非常に“大食い”で、一晩に「ロケ弁1人前+うどん2杯+リゾット1皿+ラーメン1杯」を平らげたのが今までの最高。好物はパスタ、寿司、焼肉、牛丼で(最近特にハマっているのが牛丼で「なか卯」派らしい)、得意料理はカレー。「ガツガツ食べる男だったら、いくらでも食べさせてあげたい」そうだ。