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大学ラグビーに舞い降りた美女。
山崎紘菜19歳、彼氏はラガーマン!?
text by
朴鐘泰Park Jong Tae
photograph byAsami Enomoto
posted2013/12/30 08:01
試合後のインタビューは、全部自分で質問を考えている。慣れないマイクの持ち方がむしろ見る者の心をくすぐる。
1分前にファミレスで送信した応募書類。
――たしか、東宝シンデレラの審査員特別賞を受賞したのが高校生の時。このオーディションに応募したのは自薦? 他薦?
山崎 仲の良い友達が「これ、グランプリの賞金100万円だよ」って言ってきて。
――お金、ですか。
山崎 いやいや、だって高校生だからお金もないし、友達が「(賞金)ちょうだい」みたいな(笑)。それまでわたし、全然芸能界に興味なかったというか、自分には無理だと思ってたんですけど、その時はなぜかすんなり、「じゃあ、やってみようかな」って気持ちになって。で、応募書類を友達と一緒に書こうとしたんですけど、ファミレスで。
――ファミレス、ですか。
山崎 わたし基本めんどくさがりで、ずっと応募書類を出してなくて。締め切りが何月何日の23時59分までだったんですけど、締め切り当日の23時から作業始めたんです。友達と一緒に「間に合わないからネットでしちゃえ」って、ケータイで文字打って。
――ケータイ、ですか。
山崎 ああいうのって結構時間掛かるじゃないですか。写真も撮らなきゃいけないから。ヤバい! って思いながら送り終えたのが、ちょうど23時59分。だからあと1分遅かったら、このポスターも違う誰かの顔だったんです。今でもあの時、間に合って本当によかったなって思います。
目標は、日本アカデミー賞の主演女優賞。
――ちなみに、審査員特別賞の賞金は?
山崎 ないです。東宝に所属させていただいたんで。でも今は、100万円以上のものをたくさんいただけたと思っています。
――こうして女優となって、何か目標とかありますか?
山崎 主演女優ができる女優さんになって、日本アカデミー賞で主演女優賞を取る、というのが目標です。