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前人未到の天皇杯3連覇を約束!
遠藤保仁「俺らは歴史を作りたい」
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byAFLO
posted2010/12/24 10:30
2年前のクラブW杯ではマンUのA・ファーガソン監督にも絶賛された遠藤。南アW杯後には海外移籍の話題でも盛り上がった
天皇杯に優勝して、そのままアジアカップに臨みたい。
「その後、すぐにアジアカップがある。天皇杯に優勝して、そのままアジアカップに流れて行ければ理想的。中途半端に休むよりも、そのままの勢いで行けば、さほどコンディションも落とさず、しかも気持ち良く代表に合流できるからね。優勝して歴史を作れたら休まなくてもいいよ。現役の間はたくさん試合に出てプレーしたい。休むのは引退すれば、いくらでもできるんでね」
12月25日土曜日には、準々決勝でレッズと対戦する。
その後、29日の準決勝では清水エスパルスvs.モンテディオ山形の勝者と対戦することになる。頂上まで、あと3試合だ。
「今季、浦和には2回とも負けてないし、ホームなんで、しっかり勝つ。そこで勢いをつけつつ、決勝に向けて1歩ずつ勝ち進んでいければいいかなと思う。まぁリーグ戦ラストの清水戦のように、気持ちの入った試合ができれば絶対に優勝できる。俺は、そう信じている」
遠藤の言葉に力がこもる。
天皇杯を始め、リーグ戦、Jリーグカップ、ACLと多くのタイトルを獲得し、今年は南アフリカワールドカップに出場し、勝利に貢献した。手に入れたいもの、やりたいことは、どんどん高いものになってきている。その意味では天皇杯3連覇は、格好の獲物だ。2010年シーズンのトリを飾るガンバ劇場の結末は、いかに――。