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村田諒太、想像を凌駕したデビュー戦。
その拳はラスベガスのメインの器だ! 

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渋谷淳

渋谷淳Jun Shibuya

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photograph byYusuke Nakanishi/AFLO

posted2013/08/26 11:45

村田諒太、想像を凌駕したデビュー戦。その拳はラスベガスのメインの器だ!<Number Web> photograph by Yusuke Nakanishi/AFLO

2回、右ストレートで柴田をTKOした村田諒太。試合後のインタビューでもうっすらと汗をかいただけの余裕の表情を見せた。

海外で対戦し、世界での注目度を上げるべき!

 村田が契約を結ぶ米興行大手トップランク社はその手助けをしてくれる強い味方となるだろう。同社のボブ・アラムCEOは試合前、村田の世界戦略について次のように語った。

「アジアではカジノのあるマカオとシンガポールが重要になる。村田はシンガポールを中心にしていきたい。もちろん将来的にはラスベガス、ロサンゼルスなどアメリカでの対戦も考えられる。アメリカ以外ならモンテカルロも忘れてはいけない」

 世界で名前を売るために、村田はできるだけ早く海外で試合をするべきだろう。たとえアメリカではなくとも、海外で行われるトップランク社の興行であれば、世界の注目度は高く、ムラタの名前はじわじわと浸透していくに違いない。

 もちろん村田もそのつもりだ。

 既に視界には現役世界王者の姿をしっかりとらえている。

「(WBO王者)クイリンはスピードがあるし、(WBA王者)ゴロフキンはプレッシャーのかけ方がうまい。今はかなわないですけど、差は縮めたいし、縮まると思う。将来的に勝てないとは思っていないです」

 2013年8月25日、夢の扉は確かに開かれた。

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