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<私とラン> 長谷川穂積 「いっぱい走り込んだ後の試合って勝つんです」 

text by

米澤和幸

米澤和幸Kazuyuki Yonezawa

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2010/11/25 06:00

<私とラン> 長谷川穂積 「いっぱい走り込んだ後の試合って勝つんです」<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama
いま全国で多くの大人がランに目覚め、汗を流し始めています。
走る目的もスタイルも、それぞれに異なる大人たち。
Numberが初めて一冊まるごと「Doスポーツ」を特集した「Number Do」では、
連続インタビュー企画「私とラン」で、彼らの「走る」を覗いてみました。
Number Webでは、雑誌未収録部分も掲載した「私とラン」特別版を公開。
第5回は、11月26日(金)にWBC世界フェザー級王座決定戦に挑む
プロボクサー・長谷川穂積さんの「ランのカタチ」です。

 今でも走ることは好きじゃないですよ。ただ、毎朝のロードワーク中はとにかく歩かないよう心がけています。歩くと、気持ち的に負けてることになるんでね。同時に、走り続けていると“自分はやってるんだ”というメンタル面での自信がつく。そう考えるとやっぱり走ることは基本ですね。

 4回戦ボーイの頃は、今ほど走ることを重要視していませんでした。ボクサーとして“走る”ということを強く意識したのは6回戦に上がった頃からだったと思います。

 やはり、いっぱい走り込んだ後の試合って勝つんですよ。

均等に筋肉をつけるためサイドや後ろに走ったりもする。

 基本的に毎朝7~8時頃から1時間程度ロードワークに出ます。ただ、今は従来の通りにただ走って、ただダッシュをすればいいという時代ではない。身体に均等に筋肉をつけていくために、前に走るだけではなく、サイドや後ろに走ったりということも自分でランダムに取り入れています。

 試合が決まってなかったら走る距離は4~7kmぐらい。試合が決まると10~11kmは走り込みます。

 夕方からはボクシング自体の練習に集中するので走りません。と言うか、しんどすぎて走れないですからね。ジムワークの後に走れるぐらいなら、まだまだボクシングの練習が足りないってことなんじゃないかな。

EMINEMなどヒップホップ系の曲を聴きながら走ってる。

長谷川穂積さんがはいているシューズ
「アシックスのターサーをずっとはいてます。ジムワークでも愛用しています」

 週に6日走り、そのうち1回か2回は走り込みだけの日を作っています。ウォーミング・アップでまずは1kmほど走る場合もあり、長距離と100mダッシュを何本かやります。メニューによっては800mダッシュ何本とか。それらは一度に6~8本。多い時でも10本ぐらい。

 一度ロードワークに出たら家に帰ってからしか水分補給しないんですが、走り込みの日だけは水を持参し、間に補給します。

 また、走る時にヘッドフォンをつける場合もありますが、音楽を聴いて走っていると、音だけに集中して、走ることを意識しなくなる場合があるんです。だから週の半分ぐらいは音楽を聴いて、半分は聴かないように心がけています。聴く内容はプライベートもトレーニング中もほとんど一緒ですね。FUNKY MONKEY BABYSとか、EMINEMなどヒップホップ系の外国人の曲を好んで聴いています。

【次ページ】 実はこれまでの試合では1ラウンドで足が攣っていた。

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長谷川穂積

陸上の前後のコラム

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