田口壮の名言
試合の中で、流れって絶対にあるんですよ。あっち行ってるなとか、今こっちに来てるなとか。でもあのときのオリックスは、流れが来っぱなしだった。
田口壮(プロ野球)
2013/04/05
阪神淡路大震災が発生した1995年、前年に200本安打を記録したイチロー擁するオリックスは優勝を果たした。イチロー、田口といった若い野手の活躍に加え、左の野村貴仁、右の鈴木平という左右の中継ぎ投手がつないで平井正史が締めくくるという「勝利の方程式」も確立。6月を19勝4敗1分けと大きく勝ち越し、7月22日にはマジック43も点灯した。このときの勝ちっぷりを「異常だった」と言う田口は、こう振り返る。「リードされてもファンの大声援があるから流れが相手に行かない。そのうち逆転してしまう。願いの力って、すごいんですよ」。
Number824・825号(2013/03/07)