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「筋肉の怪我ってホント面倒くさい!」
今、内田篤人はどういう状況なのか?
 

text by

ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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posted2013/02/27 10:30

「筋肉の怪我ってホント面倒くさい!」今、内田篤人はどういう状況なのか?<Number Web> photograph by AFLO

今シーズン、不調の続くシャルケにとって内田の欠場は痛手だ。内田がベンチ外になってからの4戦は1勝1敗2分け。

 いま内田篤人は、チームと離れて過ごしている。

 シャルケに来て初めてのサッカー選手らしくない日々だ。

 今シーズン、内田は昨年11月のCLアーセナル戦、12月のフライブルク戦、そして、今年の2月の日本代表と2度ならず3度まで、右足の太ももの裏を負傷した。2月の負傷のあと、内田の消息を伝える報道はパタリと途絶えた。

 彼はいま、どんな日々を過ごしているのだろうか。

これまでは気合と根性で早期復帰を果たしてきたが……。

 これまでの内田には、怪我をしたときには決まって考えていたことがある。

「はじめて肉離れしたときなんかがそうだったんだけど、どれだけ早く治すかに俺は重点を置いていたんだよ。全治3週間と言われたら、2週間で治そうとしていたもん。でも、違ったね。筋肉系の怪我は」

 怪我の回復は選手のメンタルの影響も大きい。

 復帰したいと思う心が回復を早めることもあるし、気分の乗らない状態で、目標を持たないままリハビリに取り組めば、通常よりも復帰に時間がかかることもある。これまでの内田は、とにかく復帰の時期を早めることを心がけ、また、そんな姿勢が指揮官の心をつかんだこともあった。

 シャルケでの最初のシーズンを送っていた2010年の9月。日本代表のパラグアイ戦で左足の小指を骨折したのにもかかわらず、2週間もたたないうちにチームの練習に合流した。

 これには鬼軍曹のあだ名で知られる当時のマガト監督も驚き、同時に内田をそれまで以上に評価するようになった。

「俺とか、高校サッカーあがりだからさ、『骨折からが怪我。それより軽いのは怪我じゃない』って言われてきたからねぇ」

 少しくらいの怪我なら試合に出るのが当然。それがこれまでの内田だった。

【次ページ】 「筋肉系の怪我は打撲のときとは治し方が違うんだよ」

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