SCORE CARDBACK NUMBER

接戦展開とコース改修で、
今季も見どころ多い鈴鹿。
~10.5開幕、F1日本GP展望~ 

text by

今宮純

今宮純Jun Imamiya

PROFILE

photograph byGetty Images

posted2012/10/01 06:00

接戦展開とコース改修で、今季も見どころ多い鈴鹿。~10.5開幕、F1日本GP展望~<Number Web> photograph by Getty Images

イタリアGPで今季3勝目のハミルトン(左)がポイントリーダーのアロンソを追いかける。

 開場50周年を迎えた鈴鹿サーキットで行なわれる日本GP。昨季はベッテルが独走で'03年シューマッハー以来8年ぶりに鈴鹿でのタイトルを決めたが、接戦の今年は、戴冠劇は見られない。

 今年のシーズンインを前に鈴鹿では通称西コース、F1だと後半セクター2から3にかけて全面再舗装工事が実施された。デグナー、ヘアピン、スプーン、130R、シケインなどこれまで“見せ場”だった路面がスムーズになった。

 '09年に東コース(セクター1)だけが再舗装された際には新旧路面の差異にドライバーがリズムを乱し、デグナーでのスピン、コースオフが起きた。そして、今回の改修によってキーコーナーになると思われるのがスプーンだ。二つの複合コーナーで入り口は60R、出口は200R。進入時のブレーキングからコーナリング速度と脱出体勢を安定させ、長いバックストレートへ加速して行く。昔から「鈴鹿攻略の鍵」だったが、新しい路面に変わり、ここをより攻め込めるマシン、ドライバーが優位を占めるのではないか。ちなみに昨年予選2位から逆転勝ちしたバトンは、このスプーンを含むセクター2で決勝最速タイムを出している。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 444文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

#ルイス・ハミルトン
#フェルナンド・アロンソ
#マクラーレン
#フェラーリ
#レッドブル
#セバスチャン・ベッテル
#ロータスF1チーム
#キミ・ライコネン
#小林可夢偉
#BMWザウバー

F1の前後の記事

ページトップ