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若返りで躍進を予感させるシャルケ。
3季目を迎えた内田が感じる手ごたえ。
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph bypicture alliance/AFLO
posted2012/08/05 08:01
内田とともにランニングをするホルトビー(左)。リバプールが獲得を狙っているという報道も。本人はイングランドとドイツの二重国籍で将来的にはプレミアでのプレーを希望している。
快進撃を見せたドルトムントを彷彿させるチーム状況。
現在のシャルケを見て、思い出すのは、2シーズン前のドルトムントだ。
前のシーズンに5位に入るなど、若くて優秀な選手たちを抱えていたが、優勝に手が届くと開幕前に予想していた者はほとんどいなかった。ところが、序盤戦に連勝して勢いに乗ると、そのままリーグタイトルを手にしたのだ。
若返ったシャルケが、上手くシーズン序盤で勝ち点を積み重ねていけば、2シーズン前に宿敵ドルトムントが果たしたような快進撃を見せたとしても不思議ではない。
あのときは、トップ下に入った香川が飛ぶ鳥を落とす活躍で、チームに勢いをもたらした。シャルケに入ってから、いまだ本職のトップ下でプレーしたことがないホルトビーが、当時の香川のような活躍を見せられれば、興味深い結果がもたらされるかもしれない。