野次馬ライトスタンドBACK NUMBER
栗原ケガでカープに4番問題勃発。
帯に短しタスキに短しで解決策は?
text by
村瀬秀信Hidenobu Murase
photograph byHideki Sugiyama
posted2012/06/26 10:30
2008年には右肘のクリーニング手術(遊離軟骨除去)をしており、2010年には死球で右手首を骨折。今回も右肘の故障とされ、手術に踏み切ったのだが……。
ヤクルトの悪童ミレッジとの元チームメイト対決が見物。
Tessy 「すごい本塁打数ですけど、同時に1000三振超えというのも、どうかしていますね。驚異的です」
Tomo 「ただ、性格的には穏やかで、良い人そうな感じのプレイヤーです。今回の移籍にあたって所属していた3Aトレドで『日本食は好きか?』と聞かれて、『うん!……だろ?』とか答えてますしね」
Tessy 「どっちなんでしょうか? 日本食が合わないとしても、お腹が空きすぎて寮の近くの公園で鳩を食べていたという都市伝説があるソリアーノみたいにならなければいいんですけど」
Tomo 「プレーを見ての感想ですが、やはり体格が大きいので、ストライクゾーンが大きく穴も結構あります。MLBではそこを上手く突かれてしまい結果が残せていません。バッティング自体は内角は上手く腕をたたんで器用に打つこともできますし、外角のボールにもよく届きます。が、ストライクからボールになる球を打つのがとても下手ですね。縦の変化にも弱そうです。日本は弱点を見つけるとトコトン攻められますからね。ストライクからボールになる球を振らずに我慢できれば対応もできるんでしょうけど……この人は振ってしまいますねー。間違いなく」
Tessy 「見た目は楽しそうなんですけどね……あ、2009年がナショナルズのマイナーですから、悪童だったミレッジとチームメートじゃないですか。ブラッドは大学で刑事司法制度を学んでいたみたいですし、これは浅からぬ因縁がありそうですね。ヤクルト×広島戦が楽しみです」
カープに真の4番は山本浩二以降、ひとりもいない!?
一方、カープファン歴30余年のNロさんはこんなことを言う。
「4番がいないなんて、今更ですよ。正直、ここまで来たら誰が4番でも同じ。全員が『6番ぐらいに置きたい』という打者ばかりのチーム状況では、粘って粘って一丸となって戦うよりしょうがない。元々栗原だって数字は残しているけど、4番っぽくはなかったし、僕らの世代で4番打者というと、山本浩二・衣笠という絶対的な存在を求めてしまうので、どうしても物足りなさを感じてしまう。江藤? 金本? 新井? 違います。カープの4番はコージです。それ以外の時代は皆が一丸となって戦ってきたんです。別にどうってことはありません」
ちなみに、名古屋のノストラダムスこと落合博満氏も、先週のテレビ出演でこんな説を展開していた。