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【ユーロ2012 グループC展望】
大本命スペインに危険信号が点滅!?
“脱カテナチオ”のイタリアが急浮上。
text by
細江克弥Katsuya Hosoe
photograph byGetty Images
posted2012/06/02 08:00
イタリア代表の国内合宿でのひとコマ。チーム浮沈の鍵を握るバロテッリ(後)とカッサーノは、イタリア人選手の中でも一、二を争う“悪童”ぶりでも有名だが……。
「絶対に勝負をあきらめない」クロアチアは穴馬に。
一方、列強国に引けを取らない戦力を有するクロアチアは、アイルランドにも増して大きな可能性を秘める今大会のダークホースだ。
クロアチアは総人口500万人にも満たない小国だが、かつて「欧州のブラジル」と称されたテクニシャンの宝庫は枯渇していない。特にモドリッチ、クラニチャール、ラキティッチ、スルナと実力者がそろう中盤は、どこと対戦しても互角に渡り合える能力を秘めている。ドルトムントで存在感を示したMFペリシッチ、ヴォルフスブルクの得点源であるFWマンジュキッチの成長も心強い。
アイルランドと同様、大舞台で発揮される精神力の強さも大きな武器だ。
スルナが言う。
「クロアチアは危険な存在だ。なぜならクロアチア人は、絶対に勝負をあきらめないから」
旋風を巻き起こした前回大会は、準々決勝でトルコと激闘を繰り広げ、PK戦の末敗退。'06年から指揮を執り、今大会終了後にチームを離れるビリッチ監督を中心に、チームは4年前の雪辱に燃えている。