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4人の五輪代表高校生。
~若きスイマーたちが秘める可能性~
text by
小川勝Masaru Ogawa
photograph byYusuke Nakanishi/AFLO SPORT
posted2012/05/22 06:00
男子400m、200mの個人メドレー2種目で五輪代表となった作新学院高3年の萩野公介。ロンドンでは、「決勝でマイケル・フェルプス(米国)やライアン・ロクテ(同)と戦いたい」と強い意気込みを語った。
ロンドン五輪の選考会を兼ねた日本水泳選手権は、北島康介、松田丈志、寺川綾といった、五輪や世界選手権のメダリストだけでなく、若い力が躍進した大会となった。結果的に、今回の代表チームには高校生が4人加わって、実力のあるベテランだけでなく、若手の成長にも注目したい選手団になった。
日本の水泳は、2008年北京五輪で5個のメダルと、それ以外に個人種目の決勝進出が延べ12人、2004年アテネ五輪では8個のメダルという成績を収め、米国、豪州に次ぐ、世界の水泳強豪国として、存在感を示してきた。
しかしこの2大会で、日本の選手団に高校生の代表選手は、1人ずつしか含まれていなかった。いずれも女子の選手で、男子の高校生は1人も行っていない。